三十路模索日記

30歳で鍼灸師を目指すことにした三十路のブログ。趣味のテコンドーの練習記録や日記も兼ねてます。

【137】私が進学しなかった理由3選

実は8年前から身体をケアする職業に興味があった私です。

 

きっかけは初めて行った接骨院で柔整の先生に肩の施術をしてもらってずっと悩んでいた左手の痺れが取れたことだった(未だに再発してなくてマジで凄いと思うしありがとうございます。)

 

当時23歳。新卒で就職して1年目。ゴッドハンドS先生に憧れた私は柔整師になりたいと思った。

 

「S先生は凄いです。なんであんなにひどかった手の痺れがなくなったんですか。神ですか。」

 

会うたびに言う私にS先生が返す言葉は「国家資格持ってますから!死ぬ程勉強しましたから!」だった。

 

そうか、国家資格をとればS先生みたいになれるのか。そう思った私は柔整師の養成学校を調べた。

 

が、当時進学しなかった。その理由。

 

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①学費が高くて払えない

 

柔整の専門学校を調べたら、どんなに安くても300万円はかかりそうだった。当時新卒1年目。実家出たばかり。その実家出るお金も人から借りている始末。給料手取18万(まだ住民税払ってなかった)。貯金無し。昇給見込無し。ボーナス無し。などなど。大学出してもらったばっかりで、しかも実家が嫌で出てきたのに、親にもう一回学校行かせて欲しいなど絶対に言えないし言いたくない。

 

学費以外にも生活費がかかるし、とても学生になれる状況じゃないなと思ったのが1つ目の理由。

 

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②動機が弱い

 

S先生の施術で良くなったから。S先生の施術が気持ちよかったから。S先生は人の為になる仕事をしていてみんなに必要とされてる、カッコイイ。単純な憧れだったと思う。あとは自分が気持ち良かったからとか自分本位な理由しかなくて、人の為にこうしたいみたいな動機がなかった。

 

当時テコンドーはまだ始めておらず、身体や健康にもさほど関心がなかった。通っていた接骨院の先生は全員なんらかのスポーツ経験者で身体にかける情熱が凄まじかった(ちなみにS先生はサッカー)。

 

自分本位な動機だけで、S先生の言っていた「死ぬ程」の勉強ができるかな?と思ったらなんとなく無理な気がした。

 

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③覚悟が全然なかった

 

これが一番。1つ目と2つ目の理由を合わせた感じだけど、要は覚悟がなかった。

 

お金が無くても本当にやりたければ奨学金制度もあるし、親に頭下げることだってできたし、借金することだってできた。

 

興味があれば、資格は取れなくても独学でだって勉強する方法はいくらでもあった。本1冊でも買うとかね。

 

学校見学に行くこともできたし、S先生に話を聞いてみることもできた。

 

営業で勤めてる会社を辞めてリラクゼーション業界で働くこともできた。

 

当時の私はどれもやらなかった。経済的なリスクを負ってまで進学しようと思えなかったし、体力的にきつそうなリラクゼーション業界で働くのも気が進まなかったし(当時の私は今じゃ考えられない程疲れやすかった)、教えてもらえるなら知りたいけど自分から学びたいと思わなかった(やべぇ奴だな…)。

 

覚悟ゼロ!けど柔整師ってカッコイイ!というのが23歳の時の私です。クソ野郎!いや、クソのがイイ仕事してる!つまりクソ以下!

 

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こんな状態で進学しても借金だけ残るとか生半可に取り組んで痛い目見るとかが目に見えまくったので、当時進学しなかった。てかこんな奴に施術されたい人いないでしょ…。

 

今振り返ると大変正しい選択だったと思う。あのまま突っ走る程はバカじゃなくて良かった…。

 

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けど、やっぱりS先生のことや、そのあとに鍼灸治療をしてくれたK先生やO先生のことはずっと忘れられなくて、なんとか身体に興味を持ちたいという思いからテコンドーを始めた(他にも理由はあるけど)。

 

テコンドーをしながら、身体を動かすこととか健康を維持することとか、そういうことに自然と関心を持つようになった。道場には健康への意識が高い人が多いので、周りからも刺激を受けて、自分の生活が変わっていった。

 

そういう過程を経たタイミングで、ちょっと会社辞めようかなと思う出来事が重なり、色々調べて1ヶ月位考えて、鍼灸あん摩マッサージ指圧師になろう!となって、今に至る。

 

今は鍼灸あん摩マッサージ指圧師になりたい理由がパッと思い付くだけで10個くらい出てくる。自分本位な理由もあるけど、他者や社会の為に自分というソースを提供したいという想いもある。今の自分なら自分や周りの為に「死ぬ程」勉強も頑張れそう。多少のリスクがあるとしてもやりたい気持ちがとても強い。

 

こうやって振り返ると、8年前やこれまでの途中で安易な気持ちで進学しなくて良かったな〜と思う。

 

やるなら今だっ!という気持ちなわけです。むしろこれまでの30年振り返って今程適切なタイミングはない。

 

だから頑張ろう。

こう思えるのは幸せなことだ。